心筋梗塞のリスクを高めてしまう歯周病
昨日、4月4日は、「歯(シ=4)周病」「予(ヨ=4)防」の語呂合わせから、『歯周病予防の日』です。
歯周病は、初期症状である「歯肉炎」と、「歯肉炎」が進行した「歯周炎」という2つの総称で、成人の約80%と、10代の子供でも約50%が罹患しているとも言われています。
歯周病は、歯周病菌が歯茎に炎症を起こし、歯を支える骨を溶かしてしまいます。
歯周病は、歯を失うだけでなく、近年、この歯周病菌が血液を通して体内に入り込み、心臓の血管に悪影響を与えて心筋梗塞のリスクを高めることが研究で明らかになっています。
心筋梗塞のリスクを下げるため、歯周病の予防する方法としては、
◎毎日の丁寧な歯磨き
◎定期的な歯科検診と歯周病治療
◎禁煙
◎食生活の改善
などの習慣を身につけることで、歯周病予防だけでなく、心筋梗塞リスクの低減にも効果が期待できると言われています。
歯周病は、痛みなどの自覚症状が乏しい疾患ではありますが、
◎起床時、口の中がネバネバする
◎歯磨きの時に出血する
◎硬いものが噛みにくい
◎口臭が気になる
◎歯肉がときどき腫れる
◎歯肉が下がって、歯と歯の間にすきまができてきた
◎歯がグラグラする
などは歯周病のサインとも言われています。
これらの歯周病サインに当てはまる方は、歯周病が進行している場合もあるかと思いますので、ご注意下さい。
毎日の健康維持のため、そして心筋梗塞のリスクを抑えるためにも、歯周病の予防・改善をなさっていかがでしょうか。